既にtesting氏が書かれておられますが、5月1日付けにて変更がありました。

606.6b. The team who plays first skips the draw step of their first turn.

先攻チームのドロー(ステップ)はとばされます。
なお、当補足事項は今期のPTQサンディエゴの開催要項に従っています。

●構築戦
 現在は各フォーマット(スタン、エクテン等)の禁止カードに加え、
《上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant(SOK)》が、禁止。

●シールド
 デッキ登録20分/デッキ構築60分

●ドラフト
 席順を1〜8(時計回り)とするとき、チームは1&2、3&4、…と座る。
最初の対戦は1&2は5&6、3&4は7&8と行う。
ピック中もチームメイトと会話ができる。
1周目は各チームで1パックを開封する。
そして制限時間内にチームで2枚をピックする。
制限時間は以下の通り。

残枚数 時間
15枚 − 60秒
13枚 − 50秒
11枚 − 40秒
9枚 − 30秒
7枚 − 20秒
5枚 − 10秒
3枚 − 5秒
1枚 − N/A

1パック目のピックが完了したら、1分の確認時間が与えられます。
2パック目は逆回りで同様の手順を繰り返します。
以下6パック目まで終わればドラフト完了です。

デッキ構築は40分です。ピックしたカードから2人分のデッキを作ります。
使われなかったカードは共有サイドボードとなります。
※現状では、使いませんけどね^^;

※対戦中・ピック中を含めてメモによる意思疎通は禁止されています。
■参考文献
 Yoshiya Shindo氏謹製 双頭巨人戦 ルール概要
 testing氏 closet belief 2内some notes on the 2-Headed-Giant 他
 DCI各種文書(邦訳*ぱお*/米村 薫氏)
 ・マジック総合ルール
 ・マジック:ザ・ギャザリングTM DCIフロアルール
 ・DCIペナルティ・ガイド及び手続き
 ・DCI「双頭巨人戦」FAQ

※ジャッジ向け
 チーム戦においては特殊なペナルティが存在します。

【1マッチポイント剥奪】(以下【1MP剥奪】)
【1MP剥奪】は、プレイヤーの合計MPから1点を剥奪するものであり、
マッチが1ゲームのスイスラウンド中に、【ゲームの敗北】の代わりに適用される。
【1MP剥奪】はペナガイに定められた状況以外で与えてはならず
また、違反の累積に対して適用されることもない。【1MP剥奪】に関しては、
ジャッジはペナガイを逸脱すべきではない
乱用した場合には、DCIによる調査の対象となりうる
【1MP剥奪】が適当な場合であっても、物理的にゲームを継続できない場合
【ゲームの敗北】が与えられる。
【1MP剥奪】は、DCIレポーターV3.0以上が必要である。
この罰則が与えられた場合、プレイヤー名の隣に*を表示する。
DCIレポーターV3.0以上を用いていないトーナメントでは、
【ゲームの敗北】が与えられる
べきである。

【1MP剥奪】が与えられるのは以下の通り。
(左から一般・競技・プロの順のルール適用度)
D/Wの誤り ― 不正なデッキリスト      −GGG
D/Wの誤り ― 不正なデッキ(リスト適正)  −GGG
D/Wの誤り ― 不正なデッキ(リスト不使用) −GGX
フロアルール違反 ─ 不充分な無作為化    −WGG
ドロー関連の誤り ─ 過剰なカードを引いた  −WGG
区別できるカード ─ パターンがある場合   −WGG

逆に以下の場合は【ゲームの敗北】のまま与えられる。

D/Wの誤り ― サイドボードの戻し損ね    −GGG
フロアルール違反 ─ 遅刻          −WGG
非紳士的行為 ─ 重度            −GGG
・戦闘開始ステップ
 (なんかできます)

・攻撃クリーチャー指定ステップ
 ステップ開始時に、アクティブチームは両者一括で攻撃クリーチャーを指定
 なんらかの効果で一方の防御プレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、
 防御チームを攻撃することはできない

 攻撃は一群で行ない、それらは全体として適正でなければならない
 例)防御側の1人が《テフェリーの濠/Teferi’s Moat(TSB)》をコントロール
 している場合、指定された色で飛行を持たないクリーチャーは、攻撃できない。

・ブロッククリーチャー指定ステップ
 ステップ開始時に、防御チームはブロッククリーチャーを両者一括で指定する。
 防御チームのコントロールするクリーチャーは、攻撃クリーチャーを
 適正であればどれでも(コントローラーに無関係に)ブロックできる
 防御チームによるブロックは一群で行ない、ブロックは全体として
 適正でなければならない

 例)森渡りを持っているクリーチャーが攻撃している場合、
 防御チームの一方のプレイヤーでも《森》をコントロールしている場合、
 そのクリーチャーはブロックされない。

・戦闘ダメージステップ
 ステップ開始時に、アクティブチームは攻撃クリーチャーが
 どのように戦闘ダメージを割り振るかを宣言する。
 防御チームにダメージを割り振る場合、アクティブチームは攻撃クリーチャー毎に
 防御プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーにダメージを割り振る

 アクティブチームのダメージの割り振り宣言が終わったら、
 防御チームが同様に戦闘ダメージを割り振る。

・戦闘終了ステップ
 (なんかできます)
○ゲーム中のポイント
 ・相談OK!
  試合中にチームメイトと相談しても良いです。が、チームメイトのカードを
  いじってはいけません
。(呪文のプレイや能力の起動など)
 ・優先権の放棄はチーム単位
  アクティブチームの2人が優先権を放棄したら、非(同)の2人の番です。
 ・戦闘は共同戦線
  詳細は戦闘フェイズで書きますが、双頭巨人の双頭巨人たる所以です(多分)。
  頭脳は2つでも、体は1つ。
 ・資源の共有はできない
  チームメイトの土地のマナを借りてプレイしたりはできない
 ・カードのYOUは単数で、双頭巨人戦ではチームを指さない
  わかりやすい例として《疫病風/Plague Wind(9ED)》
  "Destroy all creatures you don’t control.
  They can’t be regenerated."
  →YOUはあなただけを指すので、チームメイトのクリーチャーは死亡。
  但しチームメイトは「対戦相手(OPPONENT)」ではない。
 ・一方のプレイヤーの勝ち負け
  一方のプレイヤーが負けたら、チーム全体の負けになります。
  一方のプレイヤーが勝ったなら、同様に、チーム全体の勝ちになります。
  一方のプレイヤーが負けにならない効果が存在したら、チームは負けません。
  例)《白金の天使/Platinum Angel(MRD)》
 ・ライフに関する諸注意
  >全体系の呪文に注意。
  全てのプレイヤーに2点ダメージを与える場合、
  なにもなければ、チームには計4点のダメージが入る
ことになる。
  >個別プレイヤーのライフを参照する
  チームのライフ÷2(端数切上)となる
  >個別プレイヤーのライフを特定値にする。
  チームのライフ÷2(端数切上)−特定値をチームのライフから増減させる。
  例)チームのライフが25点の時、「あなたのライフは20になる」という
   呪文をプレイしたら、そのプレイヤーのライフは13点と考えられるので、
   そのチームのライフは(20−13で)7点増加し、32点になる。

○ターンの流れ
 ●開始フェイズ
 ・アンタップステップ
  2人仲良くアンタップ。大事なターン開始の共同作業です。
  どちらが先などということはないので喧嘩せず起こしましょう。
 ・アップキープステップ
  ここでは誘発する能力をアクティブチーム→非(略)の順で乗せていきます。
  どちらのプレイヤー云々は関係ないです。
 ・ドローステップ
  再び2人仲良くドロー。発掘とかがある場合は適宜してください。

 ●第1メインフェイズ
 特記事項なし。

 ●戦闘フェイズ
 (思ったより長くなりそうなので、その3で)

 ●第2メインフェイズ
 特記事項なし。

 ●終了フェイズ
 特記事項なし。

○時間切れの処理
 追加3ターンを行う。その他は個人戦と同じ
ということで、来月のGWに双頭巨人を開催すべくルールの確認を
したいと思います。(含む自分^^;)

○やるべきこと
 ・相手チームのライフを0にする。
  相手チームのライフは30なので戦闘や呪文等で0にする。
  ※最近の変更です。PTQ・GPT等でもご注意ください。
 ・対戦相手チームのいずれかのプレイヤーを敗北させる。
  対戦相手チームの内の1人をなんらかの方法(LibOut等)で負かす。
 ・自分チームのいずれかの1人のプレイヤーが勝利
  《機知の戦い/Battle of Wits(9ED)》、
  《合同勝利/Coalition Victory(TSB)》等。
  
 ※あと双頭巨人戦は通常は1マッチ=1ゲームです。

○つかうもの(現状)
 ・シールドの場合(チーム毎)
  TSP-TPx1 + TSP-BPx1 + PLC-BPx3
  TSP-TPx1 + PLC-BPx2 + FTS-BPx2
 ・ドラフトの場合(チーム毎)
  TSP-BPx4 + PLC-BPx2
  TSP-BPx2 + PLC-BPx2 + FTS-BPx2
 ・構築の場合
  共同デッキ構築ルールが適用される。基本土地以外は全員で1種4枚制限。

○対戦開始前の手順
 ・座る
  ポイントは先攻のチームの第1プレイヤー(右側の人)はドローがないこと。
  ※07年05月01日付けで変更。
  先攻第1ターンのドローステップはスキップされます。

  あと、喧嘩したら各チームの第1プレイヤーが優先。
  どっちに座るかはマッチ毎に変更が可能
 ・先攻/後攻の決定
  チームで決定する。代表者が無作為な方法で決めて下さい。
 ・マリガン選択
  先攻チームの第1プレイヤーから時計回りに選択。
  (先1→先2→後1→後2)
  但し、通常と異なる点として各プレイヤーは
  1回目のマリガンのみ7枚で引きなおします。(フリーマリガン)
  2回目以降は1枚ずつ減ります。
  (7→7→6→5→…→0)

 ※ここまでの手順は時計が動く前にして構いません。
  詳細はtesting氏の記事(下記)を参照してください。
  http://diarynote.jp/d/74598/20070404.html

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