【MTG】Comp Ruleを読んでみよう!【その4】
2007年11月29日 Comp Rule200番代の中編。
なんで項目が17(200を含み211を除く)しかないのに3・4回もかかるのかというと、「212. カード・タイプ、特殊タイプ、サブタイプ」と「217. 領域」の分量が多いから^^;
もうちょい分けてもいいくらいかもorz
#記事書いてたら1万字を超えたので分割ケテーイorz
今回は208−212.1の通則までにします。
212.2-9が丁度タイプ別のルールなので。
逆に言えば来週の月曜分の記事もあるってことで…てか、大会準備は?
(てへっ。orz
(答3)
《タール火/Tarfire(LRW)》は部族インスタントなので2種。このときライブラリーの中の《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》のパワーは2、タフネスは3。理由は208.2。
208. パワー/タフネス
209. 忠誠度 <省略>
210. 文章欄の下にある情報群 <省略>
211. <この節は他のルールの番号を維持するため空欄に保たれている>
212. カード・タイプ、特殊タイプ、サブタイプ
#とりあえずこの項目を読み始める前に押さえておきたい用語があるのでそちらだけ先に引用しときます。
○カード・タイプ/Card Type
○特殊タイプ/Supertype
○サブタイプ/Subtype
#通常は用語集は本編の部分からその用語について説明したものなのでこちらを先に持ってくるのは邪道と言えなくもないんですが、今回は理解するうえでこれらの用語を頭に置いとく方がわかりやすいってことで。本文・解説でわかりにくいことがあったらここに戻ってきてよく読んでみてください。では、閑話休題。
例:(例として出したくなかったけど^^;)リシドは能力を起動するとエンチャント − オーラになる。リシドに+1/+1カウンターが置いてあって、そのカウンターがエンチャントになると意味を持たないとしても取り除かれることはない。またエンチャントになりクリーチャーでなくなることによりクリーチャーに対応したサブタイプであるリシドは失われる。最近の頻出質問としては《樹上の村/Treetop Village(10E)》に+1/+1カウンターが置いてあって、土地に戻ったときもカウンターは取り除かれない。サブタイプについても、「加えて〜になる」とか「〜のままである」との記述(212.1c)がない限り、新しいサブタイプは以前の同種のサブタイプを置き換える。全てのサブタイプを失ったことにより、対応するカード・タイプが失われることにはならない。逆は真ではないってことで。
現在はサブタイプにピカ○ュウは選べない。
さて、項目番号的には中途半端ですが今回はここまでで。
そして宿題。今日は優秀な人用におまけも出しときますんで、
余裕がある人はそちらもどうぞw
(問4)われらがヒーロー《灰色熊/Grizzly Bears(10E)》に《魂の因縁/Spirit Loop(TSP)》と《邪悪なる力/Unholy Strength(10E)》と《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(10E)》がついている。対戦相手がこの《灰色熊》に《占有/Take Possession(FUT)》をプレイしたらどうなるか?
(おまけ)われらがヒロイン《脱走魔術師/Fugitive Wizard(10E)》に《聖なる力/Holy Strength(10E)》と《ルーン刻みの鍾乳石/Runed Stalactite(LRW)》がついている。この状態で対戦相手が《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice(DST)》を出したので、ついカッとなって《機械の行進/March of the Machines(10E)》をプレイした。今では後悔している。だが後悔してても仕方がないのでジャッジを呼んだ。場はどうなるか?
なんで項目が17(200を含み211を除く)しかないのに3・4回もかかるのかというと、「212. カード・タイプ、特殊タイプ、サブタイプ」と「217. 領域」の分量が多いから^^;
もうちょい分けてもいいくらいかもorz
#記事書いてたら1万字を超えたので分割ケテーイorz
今回は208−212.1の通則までにします。
212.2-9が丁度タイプ別のルールなので。
逆に言えば来週の月曜分の記事もあるってことで…てか、大会準備は?
(てへっ。orz
(答3)
《タール火/Tarfire(LRW)》は部族インスタントなので2種。このときライブラリーの中の《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》のパワーは2、タフネスは3。理由は208.2。
208. パワー/タフネス
208.2. 一部のクリーチャー・カードでは、パワーもしくはタフネスの値が数字ではなく * になっているものがある。その種のオブジェクトは特性定義能力を持ち、何らかの条件に基づいてパワーやタフネスを定める。この種の能力は全ての領域において働く。未定義の値を用いる必要がある場合には、その未定義の値を0として扱う。今回の宿題の解説まんまです。
例:《Lost Order of Jarkeld》のパワーやタフネスはそれぞれ1+*であり、「Lost Order of Larkeldが場に出るに際し、対戦相手1人を選ぶ」「Lost Order of Jarkeldのパワーとタフネスはそれぞれ、その対戦相手のコントロールするクリーチャーの数に1を加えたものに等しい」という能力を持つ。《Lost Order of Jarkeld》が場にない間、対戦相手は選ばれていないので、パワーとタフネスはともに1+0、つまり1/1となる。
209. 忠誠度 <省略>
210. 文章欄の下にある情報群 <省略>
211. <この節は他のルールの番号を維持するため空欄に保たれている>
212. カード・タイプ、特殊タイプ、サブタイプ
#とりあえずこの項目を読み始める前に押さえておきたい用語があるのでそちらだけ先に引用しときます。
○カード・タイプ/Card Type
カード・タイプは、カードの絵のすぐ下、タイプ行に記されている。カード・タイプごとにプレイの仕方を定めるルールが存在する。カード・タイプには、アーティファクト、クリーチャー、エンチャント、インスタント、土地、プレインズウォーカー、ソーサリー、部族が存在する。rule 205〔タイプ行〕、rule 212〔カード・タイプ、特殊タイプ、サブタイプ〕参照。トークンや呪文のコピーは、カードではないが、カード・タイプを持つ。何らかの効果によってオブジェクトのカード・タイプが変更される場合、新しいカード・タイプは以前のカード・タイプを全て上書きする。追加、あるいは以前のカード・タイプを残す場合は、特にそう書かれている。rule 212.1c 参照。
○特殊タイプ/Supertype
カードによっては特殊タイプを持つものがある。これはカード・タイプのすぐ前に書かれている。オブジェクトのカード・タイプまたはサブタイプが変わって、特殊タイプがそのカード・タイプに相応しくなくなったとしても、特殊タイプはそのままである。rule 205.4〔特殊タイプ〕参照。
オブジェクトの特殊タイプは、カード・タイプやサブタイプとは独立に存在する。オブジェクトのカード・タイプやサブタイプを変更しても、特殊タイプには影響を及ぼさない。また、特殊タイプを変更しても、カード・タイプやサブタイプは影響を受けない。オブジェクトがある特殊タイプを得たり失ったりしても、他の特殊タイプはそのまま残る。rule 212〔カード・タイプ、特殊タイプ、サブタイプ〕参照。
「ローウィン」セットの時点で用いられている特殊タイプは以下の通り。
「基本(Basic)」「伝説の(Legendary)」「氷雪(Snow)」「ワールド(World)」
○サブタイプ/Subtype
カードは、タイプ行に記された、1つまたは複数のサブタイプを持つことがある。サブタイプは常に一単語であり、長いダッシュの後に列記された単語群であり、それぞれの単語は別々のサブタイプである。書式としてはイラストとテキスト欄の間のところに[特殊タイプ][カード・タイプ]−[サブタイプ]で書かれてます。もちろん各タイプは「なし」の場合もあります。
(訳注:日本語版では、それぞれのサブタイプの間に中黒(・)が入っている)
アーティファクト、エンチャント、土地、プレインズウォーカーはそれぞれ固有のサブタイプ群を持つ。インスタントとソーサリーはサブタイプ群を共有し、それらを総称して「呪文タイプ」と呼ぶ。クリーチャーと部族はサブタイプ群を共有し、それらを総称して「クリーチャー・タイプ」と呼ぶ。オブジェクトは複数のサブタイプを持つことがあり得る。
カードに複数のタイプと複数のサブタイプがある場合、それぞれのサブタイプは該当するタイプのサブタイプとして関連づけられる。
rule 205.3〔サブタイプ〕、rule 212〔カード・タイプ、特殊タイプ、サブタイプ〕参照。
#通常は用語集は本編の部分からその用語について説明したものなのでこちらを先に持ってくるのは邪道と言えなくもないんですが、今回は理解するうえでこれらの用語を頭に置いとく方がわかりやすいってことで。本文・解説でわかりにくいことがあったらここに戻ってきてよく読んでみてください。では、閑話休題。
212.1b オブジェクトのカード・タイプが変更されたとき、新しいカード・タイプが以前のカード・タイプを置き換える。カウンターや効果、ダメージは、新しいカード・タイプでは意味がなくなるとしても、そのオブジェクトに残る。同様に、あるオブジェクトのカード・タイプにともなうサブタイプが変更になったとき、新しいサブタイプは以前の同種のサブタイプ(クリーチャー・タイプ、土地タイプ、アーティファクト・タイプ、エンチャント・タイプ、呪文タイプ)を置き換える。オブジェクトのあるカード・タイプが失われた場合、そのカード・タイプ以外にそのサブタイプを用いるカード・タイプを持っていない場合、そのカード・タイプにともなうサブタイプは失われる。逆にサブタイプを失わせても、カード・タイプには何の影響もない。実はカード・タイプを変更して、元のがなくなるカードはそんなになかったり(苦笑)
例:(例として出したくなかったけど^^;)リシドは能力を起動するとエンチャント − オーラになる。リシドに+1/+1カウンターが置いてあって、そのカウンターがエンチャントになると意味を持たないとしても取り除かれることはない。またエンチャントになりクリーチャーでなくなることによりクリーチャーに対応したサブタイプであるリシドは失われる。最近の頻出質問としては《樹上の村/Treetop Village(10E)》に+1/+1カウンターが置いてあって、土地に戻ったときもカウンターは取り除かれない。サブタイプについても、「加えて〜になる」とか「〜のままである」との記述(212.1c)がない限り、新しいサブタイプは以前の同種のサブタイプを置き換える。全てのサブタイプを失ったことにより、対応するカード・タイプが失われることにはならない。逆は真ではないってことで。
212.1c オブジェクトのカード・タイプやサブタイプ、特殊タイプを変更する効果の中には、元のカード・タイプやサブタイプ、特殊タイプが残ると明記されているものがある。この場合、そのオブジェクトの、以前のカード・タイプやサブタイプ、特殊タイプは全て残る。このルールは、「それまでのタイプに加え/in addition to its types」や「[カード・タイプ]でもある/still a [カード・タイプ]」という表記に適用される。また、「アーティファクト・クリーチャー」になる、と書かれた効果があるが、これも同様に以前のカード・タイプおよびサブタイプを全て残す効果である。前述の通り。
訳注:カード・タイプに限らず、サブタイプでも上記の記述は同様の意味を持つべきである。
例:「全ての土地は1/1のクリーチャーである。それらは土地でもある。」という能力によって、土地は、クリーチャーでもあり土地でもあることになる。もし影響を受ける土地の中にアーティファクトでもあるものがあったなら、それは「アーティファクト・土地・クリーチャー」になる。「クリーチャー」や「土地・クリーチャー」になるわけではない。この効果によって、アーティファクトであることや土地であることが失われることはない。
例:「全てのアーティファクトは1/1のアーティファクト・クリーチャーである」という能力によって、アーティファクトでもエンチャントでもあるパーマネントは、「アーティファクト・エンチャント・クリーチャー」になる。
212.1d オブジェクトの特殊タイプはそのカード・タイプやサブタイプとは独立して存在する。オブジェクトのカード・タイプやサブタイプを変更しても、特殊タイプは変更されない。オブジェクトの特殊タイプを変更することは、そのカード・タイプやサブタイプを変更しない。オブジェクトの特殊タイプが変更された場合も、それ以外の特殊タイプには何も影響を及ぼさない。場に《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》と《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》があるときは、《ペンデルヘイヴン》は伝説の土地 − 山となる。
例:「全ての土地は1/1のクリーチャーである。それらは土地でもある。」という能力の影響を受けても、場にあった伝説の 土地はやはり伝説の パーマネントである。
212.1e サブタイプを選ぶ効果があった場合、必ず、その該当するサブタイプとして存在するものの中から1つだけ選ばなければならない。例えば、クリーチャー・タイプを選ぶときに土地タイプを選ぶことはできない(存在するサブタイプを決定するために、オラクルを用いること。rule 200.2 参照。なお、サブタイプの一覧は、この総合ルールの用語集の、クリーチャー・タイプ、土地タイプなどの項目にも記されている)。《仕組まれた疫病/Engineered Plague(ULG,7ED)》など。
例:クリーチャー・タイプを選ぶ場合、「マーフォーク」や「ウィザード」は適正である。しかし「マーフォーク・ウィザード」は不正である。「アーティファクト」「対戦相手」「沼」「トラック」などはクリーチャー・タイプではないので不正である。
現在はサブタイプにピカ○ュウは選べない。
さて、項目番号的には中途半端ですが今回はここまでで。
そして宿題。今日は優秀な人用におまけも出しときますんで、
余裕がある人はそちらもどうぞw
(問4)われらがヒーロー《灰色熊/Grizzly Bears(10E)》に《魂の因縁/Spirit Loop(TSP)》と《邪悪なる力/Unholy Strength(10E)》と《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(10E)》がついている。対戦相手がこの《灰色熊》に《占有/Take Possession(FUT)》をプレイしたらどうなるか?
(おまけ)われらがヒロイン《脱走魔術師/Fugitive Wizard(10E)》に《聖なる力/Holy Strength(10E)》と《ルーン刻みの鍾乳石/Runed Stalactite(LRW)》がついている。この状態で対戦相手が《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice(DST)》を出したので、ついカッとなって《機械の行進/March of the Machines(10E)》をプレイした。今では後悔している。だが後悔してても仕方がないのでジャッジを呼んだ。場はどうなるか?
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